上世屋のくらしイメージ写真

京都丹後の小さな山あいの里上世屋の暮らし

上世屋に残る藤布は日本古来の織物です。藤布は上世屋で山着や漉し布などに使われていました。

上世屋の四季タイトル

上世屋は丹後半島の中心付近に位置する山あいの小さな里です。 
昔ながらの民家が点在し、棚田が広がります。眼下に海を臨める美しい里です。
上世屋の高台にある旧世屋上分校は2010年に「藤織り伝承交流館」として再生され、丹後藤織り保存会の活動拠点となっています。
現在は20名ほどの住人が力強く暮らしています。  
     

 

日本の棚田百選に認定されている美しい景観

お盆には、帰省したひとたちでにぎわい、庭先での花火や夕涼みを楽しみます。

夏は田仕事が忙しく、藤織りの作業はお休みです。

冬の訪れは早く、雪がこいなどの冬支度をします

稲木干しした米は、太陽の恵みをうけ、香りがよく、おいしくなります

雪に閉ざされた長い冬のあいだ、藤糸づくりが続きます。春の声が聞こえるころ、やっとハタニオワセルことができます。
雪に閉ざされた家の中で囲炉裏をかこみ、おばあさんたちは寄り集まって藤糸をひたすらに作り続け、
春までに藤布を合力(こうりょく)(協力すること)して織り上げていました。